こんにちは~!
お気軽着付け教室KIMONO-gokoroの椿留美子です。
今日は
「衿芯」
のお話をしたいと思います。
「えりしん」 と読みます。
そう、その名の通り「衿の芯」=衿に入れる芯 です。
これを入れるのと入れないのでは着物姿が多く変わってきます。
「衿」がすきっとしているのは洋服でも和服でも気持ちの良いものです。
特に着物姿は
衿が命
と言っもいいほど重要です。
さあ、この「衿芯」そんな風に使うのか、どんなものがあるのか見ていきましょう。
長襦袢に半衿という衿(衿カバーのようなもの)をつけて、その中にこの芯を入れます。
そうすると、衿がクシャっとならずに ピント張って格好よくなります。
衿を抜いた時にピンと張っていると気持ちいいですね^^
着付けをする前に、あらかじめ衿芯を入れておくんですが、入れ忘れて長襦袢を着てしまうこともあるので
入れ忘れに注意!です ^^;
この「衿芯」いろんな種類があります。
プラスチックタイプ。
このタイプはよく見るのではないでしょうか。
お値段も安くて100円台からあります。
これは一回折れたり型がついてしまうと癖がついてしまうという欠点がありますが、
安いので気軽に使えるという意味ではいいですね。
リンズ衿芯と呼ばれる固めのタイプ。
しっかりした襟芯がお好みの方にいいです。
メッシュタイプ。
やわらかくて使いやすいです。
浴衣にもいいですね。
ほかにもいろんなタイプがありますが、よく見かけるものはこんな感じでしょうか。
一般的に厚いものの方が、形が決まるように感じられるかもしれませんが、
私は薄いものの方が好きです。
薄くても形は崩れません。
衿芯を入れた時のしわを直すコツさえわかれば、どれを使っても大丈夫です!
お好みで選んでいただいていいと思います。
カーブのあるものもあります。
カーブのところが襟に当たるようにフィットするように使います。
いろいろ考えられているんですね。
これまでは長襦袢に入れていく襟芯をご紹介しましたが、
縫い付けるものもあります!
縫い付けるものは事前に準備しておく必要があって、ちょっと面倒くさい?!
と敬遠しがちですが(私もそうです)、ベテランの方はこっちの方が安定していて
いいという方もいらっしゃいます。
いろいろ試してみるのもいいかもしれませんね。
いろんな小物が使いやすいように工夫されて販売されています。
形も、素材も、デザインも多様にあって迷ってしまいますね。
お買い求めの時は、使っている方の感想を聞いたり、
試してみてご自分に合うものを選んでいくのがいいですね。
それも楽しみの一つです^^