こんにちは~!
お気軽着付け教室KIMONO-gokoroの椿留美子です。
さて、前回から着崩れた時の対処法をお話していますが、
崩れやすいベスト3はこちら
1、衿元がゆるむ
2.衣紋が詰まる
3.裾が下がる
そのほかにも、
帯がゆるむ
おはしよりが乱れる
脇がシワシワ
背中がシワシワ
などがあります。
さて本日のお題は、本当に「あるある」ナンバーワンかもしれません(笑)
〇衣紋が詰まる
衣紋というのは後ろ衿の部分です。
ここがきれいに空いてすっきりしているととてもきれいです。
着物姿のまず目につくところ。
そして美しさを引き立てるところです。
舞妓さんや芸子さん、お芝居に出てくる遊女とか、衣紋を大きく開けていますよね。
この開け方にも実は、着ていく場所、着物の種類によって違ってくるんです。
あと、年齢や体型によっても似合う開け具合というのがあります。
↑それについては、一生着られるしっかりコースの「あなたに似合うスタイル着付け診断」でアドバイスできます^^
衣紋の開け方の詳細についてはまたお話するとして、
今回は着崩れた時どうする??
に絞っていきたいと思います。
この後ろ衿の詰まりはまず、後ろのおはしよりを引き下げる方法が考えられます。
矢印のように引っ張るわけですが、、
この場合、着物だけ下がって長襦袢はそのまま・・・という危険性もあります。
もちろん、これで上手くいくこともあります。
あと、このおはしよりは着付けの段階で長すぎた場合、伊達締めで調整していることがあります。
むやみに引っ張ると、おはしよりが崩れてしまうことも。
そう考えると、この対処法が出来るのは、おはしよりがぴったりの仕立てで着付けてある場合のみです。
では、一番確かで効果的な方法はといいますと
長襦袢を後ろから引っ張る
というものです。
これば私もよくやります。
そしてすぐに衣紋がきれいに開きます。
まず、着物の上前を開いて手を中に入れ、長襦袢の背縫いのあたりをつかみます。
つかむ高さは帯の少し下あたりです。
そして、つかんだらグイっと下に引っ張ります。
そうすると、長襦袢と着物が一気に下に下がり衣紋が開くというわけです。
とても効果的ですのでお試しください。
慣れないと長襦袢をつかむのがわかりにくいかもしれませんが、慣れるとらくらくと出来るようになります。
ただし、人前では出来ないので、化粧室とか、人影でこっそりやってくださいね!
次回は
裾が下がる
です。これも「あるある」ですね(笑)
では次回をお楽しみに ^^