こんにちは~!
お気軽着付け教室KIMONO-gokoroの椿留美子です。
今日は
下駄(げた)
のお話です。
下駄と言えば浴衣、やっぱり夏でしょう!と思われる方が多いと思いますが、
浴衣だけではありません。
そして、夏限定というわけでもありません。
下駄はカジュアルな着物、紬や木綿などに合わせられ、
年間通して履くことが出来ます。
草履との違いは、草履は礼装~カジュアルと幅広く使えるのに対して
下駄はカジュアルな履物ということです。
洋服でもラフな格好でご近所にお出かけだと下駄を履いていらっしゃる方も見かけます。
(特に夏ですが)
下駄といえば、カラリ コロリ という音色が響くまさに
粋
という言葉がぴったりの履物です。
古くは弥生時代の遺跡から出土されているそうです(驚!)
まず思い浮かぶのはこちらの歯のあるタイプではないでしょうか。
「駒下駄」と呼ばれ、このタイプは芝居でも本当によく使いました。
情緒があって、カラコロと音が響く、いかにも下駄らしい下駄です。
こちらのタイプの歯もあります。
一般に白木の下駄は足袋を履きます。
素足だと汗や、足の跡、汚れが付きやすいためです。
今は、汚れにくいようにコーティングされているものもあるそうです。
そして草履に近い「舟形下駄」もあります。
草履タイプなので、きちんとしたイメージの下駄です。
このタイプは音がするので今まで無理だと思われていたレストラン、劇場なども入ることが可能になりました。
草履感覚で履くことが出来る人気のある形です。
カジュアルな代表が「右近下駄」と呼ばれるこのタイプではないでしょうか。
比較的新しい形で、裏にゴムがついているので滑りにくく履きやすいです。
浴衣とセットで売られているのはこのタイプです。
あ、うちにあるある!と思われた方も多いかもしれませんね。
鼻緒もいろいろあります。
まさに足元のおしゃれ💛
好きな鼻緒を選び、下駄を作ってもらえるお店もあります。
まさに自分だけのオリジナルの下駄が作れるわけです。
最近では、浴衣や着物だけではなく、洋服にも合わせられる
サンダル感覚で履けるおしゃれなものも出回っています。
ちょっと近所に出かけるとか、お買い物とか、気軽に履けるタイプです。
形もサンダルみたいですね。
もっと身近に、ビーチサンダル的な。
特に夏は裸足の季節。このような下駄を裸足で気軽に履けるとおしゃれです。
それに、下駄や草履は身体にとってもいいんです!
そのお話については、また後日アップしたいと思います^^
身体にもいいし、おしゃれだし、そんな草履や下駄を生活の中に取り入れて楽しみたいですね!