着物をあまり着たことのない、浴衣もあまり・・・
という方から質問をいただきました。
浴衣や着物を着るとき、紐は何本あればいい?
浴衣と着物の場合は本数が違ってきます。
なぜなら浴衣は長襦袢を着ませんが、着物は長襦袢を着るからです。
いろんな着付け方があると思いますが、ここではKIMONO-gokoro流の
やり方をご紹介したいと思います。
まずは、簡単な方の浴衣から。
浴衣の紐は何本あればいい?
レッスンで提案しているところで言いますと
紐 2本
伊達締め 1本
といったところです。
慣れれば、紐を1本減らすこともできます。
動画でも説明していますのでご覧ください。
では、具体的にどこに使うかといいますと・・・
まず、肌着を着ます。
その上に浴衣を着ます。
↓
紐1本目・・・腰ひもです。最初に使う、大事な要となる紐です。
紐2本目・・・衿元、おはしよりを整えてから結ぶ紐です。
↓
その次に伊達締め。
とこうなります。
浴衣の場合はこれでOKです。
(半幅帯の結び方によって仮結び用の紐が必要になるかもしれませんので
その時はもう1本必要になることもあります)
計3本(内、1本伊達締め)
を用意しておくと安心かな、と思います。
今度は着物編です。
着物の紐は何本あればいい?
紐 3本
伊達締め 2本
をご用意ください。
まず、肌着を着ます。
その上に長襦袢を着ます。
↓
紐1本目・・・長襦袢に使う最初の紐です。
伊達締め1本目・・・衿元を整えてから結びます。
↓
着物を着ます。
紐2本目・・・腰ひもです。大事な要となる紐です。
紐3本目・・・おはしよりを出して、衿元を整えてから結びます。
伊達締め2本目・・・おはしよりを整えて、背中、腰回りのしわを伸ばして結びます。
これで完成です。
計5本(内、2本伊達締め)
ということになりますね。
コーリンベルトなどの便利グッズを使うと紐の数は減らせます。
その方のお好みや手順など、やりやすい方法を見つけられるのがよいと考えます。
ご自分にあった着付け法を見つけていかれるのがベストですね。
ご参考になってください。